柴山充弘 総説解説 (2006年度)

Mitsuhiro Shibayama
“Universality and Specificity of Polymer Gels Viewed by Scattering Methods”
Bull. Chem. Soc. Jpn., Vol. 79, 1799-1819 (2006)
【概要】物理及び化学ゲルに対する新奇な非破壊・実時間ゲル化点決定法の提案をおこなった。この時間分割動的光散乱 (TRDLS) 法はゲル化点の決定だけでなく、ゲル化点近傍の臨界ダイナミクスに関する知見を与える。このTRDLSをさまざまなゲルに適用し、非エルゴード性、不均一性、臨界現象の観点からゲルの特殊性(ゲルの化学)と普遍性(ゲルの物理)について議論した。(受賞講演論文)
柴山充弘,狩野武志
“ハイパーゲルに学ぶ架橋機構”
ネットワークポリマー, Vol. 27, 159 – 166 (2006)
【概要】近年、全く新しい概念に基づくゲルが相次いで開発されてきている。それらはいずれも驚異的な力学物性を持っており、さまざまな用途開発が進行中である。この総説では小角中性子散乱や光散乱を使ってそうしたゲルの構造やダイナミクスを研究した成果を紹介し、なぜそのような物性が発現するかについて議論するとともに、新奇ネットワークポリマーに寄せる期待について述べた。
tag_iconTags: | | 2007/09/09