戸田昭彦 原著論文 (2008年度)
Hideki Kondo and Akihiko Toda
“Mechanical and Thermal Properties of a Hot-melt Adhesive of Tribrock Copolymer Added with a Miscible Homopolymer”
Polymer J., Vol. 41, 74-82 (2009)
【概要】スチレン系トリブロックコポリマーを用いたホットメルト粘接着剤に,ポリフェニレンエーテル(PPE)を添加した場合の耐熱性の変化について,種々の実験手法により検討した。本コポリマーでは,擬似架橋点であるスチレンドメインのガラス転移点(Tg)が粘着剤の流動化を決定する要因となるため,スチレンドメインに相溶し、高Tgを持つPPEを添加することにより、擬似架橋点のTgが上昇する。本研究では、PPEが粘着特性にも大きな影響を与えていることを明らかにした。
“Mechanical and Thermal Properties of a Hot-melt Adhesive of Tribrock Copolymer Added with a Miscible Homopolymer”
Polymer J., Vol. 41, 74-82 (2009)
【概要】スチレン系トリブロックコポリマーを用いたホットメルト粘接着剤に,ポリフェニレンエーテル(PPE)を添加した場合の耐熱性の変化について,種々の実験手法により検討した。本コポリマーでは,擬似架橋点であるスチレンドメインのガラス転移点(Tg)が粘着剤の流動化を決定する要因となるため,スチレンドメインに相溶し、高Tgを持つPPEを添加することにより、擬似架橋点のTgが上昇する。本研究では、PPEが粘着特性にも大きな影響を与えていることを明らかにした。
Akihiko Toda, Ken Taguchi, and Hiroshi Kajioka
“Instability-Driven Branching of Lamellar Crystals in Polyethylene Spherulites”
Macromolecules, Vol. 41, 7505-7512 (2008)
【概要】前報でポリエチレンバンド球晶について,成長界面不安定性モデルによる球晶形成機構の予想を実験的に確認した。本論文では,成長界面の不安定化を引き起こしうる組成勾配場と圧力勾配場を判別することを目的として,球晶高次構造と微細構造について,分子量依存性を検討した。その結果,ポリエチレン球晶では,結晶-非晶の密度差を埋め合わせるために必要とされる,溶融体内部の流動を引き起こす負圧に由来する圧力勾配が不安定性を引き起こしていることが明らかになった。(田中晋平,谷口貴志:議論,助言)
“Instability-Driven Branching of Lamellar Crystals in Polyethylene Spherulites”
Macromolecules, Vol. 41, 7505-7512 (2008)
【概要】前報でポリエチレンバンド球晶について,成長界面不安定性モデルによる球晶形成機構の予想を実験的に確認した。本論文では,成長界面の不安定化を引き起こしうる組成勾配場と圧力勾配場を判別することを目的として,球晶高次構造と微細構造について,分子量依存性を検討した。その結果,ポリエチレン球晶では,結晶-非晶の密度差を埋め合わせるために必要とされる,溶融体内部の流動を引き起こす負圧に由来する圧力勾配が不安定性を引き起こしていることが明らかになった。(田中晋平,谷口貴志:議論,助言)
Akihiko Toda, Ken Taguchi, Masamichi Hikosaka, and Hiroshi Kajioka
“Branching and Higher Order Structure in Banded Poly(vinylidene fluoride) Spherulites”
Polymer J., Vol. 40, 905-909 (2008)
【概要】前報で,ポリエチレンバンド球晶について確認したFingering不安定性による分岐と自発的再配向再配向に基づく球晶形成機構について,同じく同心円状の縞パターンをもつポリフッ化ビニリデン球晶について,実験的に成功裏に検証した。(田中晋平,谷口貴志:議論,助言)
“Branching and Higher Order Structure in Banded Poly(vinylidene fluoride) Spherulites”
Polymer J., Vol. 40, 905-909 (2008)
【概要】前報で,ポリエチレンバンド球晶について確認したFingering不安定性による分岐と自発的再配向再配向に基づく球晶形成機構について,同じく同心円状の縞パターンをもつポリフッ化ビニリデン球晶について,実験的に成功裏に検証した。(田中晋平,谷口貴志:議論,助言)
Katsuya Ito, Yuki Haraguchi, Shota Hayakawa, and Akihiko Toda
“Enhanced Crystallization of Blended Poly(ethylene terephthalate) and Poly(butylene terephthalate)”
Polymer J. , Vol. 40, 992-995 (2008)
【概要】PETとPBTのブレンド物についてその結晶化挙動の熱測定,光学顕微鏡観察による研究を行った。エステル交換反応のため,溶融状態でPETとPBTは分子鎖のつなぎ替えを行う。PBTの結晶化は先行するPETの結晶化により加速されることが明らかになった。結晶化について分子レベルでの交換反応の重要性が示された。
“Enhanced Crystallization of Blended Poly(ethylene terephthalate) and Poly(butylene terephthalate)”
Polymer J. , Vol. 40, 992-995 (2008)
【概要】PETとPBTのブレンド物についてその結晶化挙動の熱測定,光学顕微鏡観察による研究を行った。エステル交換反応のため,溶融状態でPETとPBTは分子鎖のつなぎ替えを行う。PBTの結晶化は先行するPETの結晶化により加速されることが明らかになった。結晶化について分子レベルでの交換反応の重要性が示された。
Akihiko Toda, Mari Okamura, Ken Taguchi, Masamichi Hikosaka, and Hiroshi Kajioka
“Branching and Higher Order Structure in Banded Polyethylene Spherulites”
Macromolecules, Vol. 41, 2484-2493 (2008)
【概要】結晶性高分子材料は球晶とよばれる高次組織から構成される。球晶の形成には高分子板状微結晶の分岐・再配向が不可欠である。本論文では,Fingering不安定性により微結晶の分岐が起こり,分子鎖折り畳みに由来する内在応力により,分岐時に微結晶が再配向するというモデルを提案し,実験的に成功裏に検証した。本成果により,40年以上にわたる分岐機構に関する論争に終止符が打たれた。(田中晋平,山崎 義弘,谷口 貴志:議論,助言)
“Branching and Higher Order Structure in Banded Polyethylene Spherulites”
Macromolecules, Vol. 41, 2484-2493 (2008)
【概要】結晶性高分子材料は球晶とよばれる高次組織から構成される。球晶の形成には高分子板状微結晶の分岐・再配向が不可欠である。本論文では,Fingering不安定性により微結晶の分岐が起こり,分子鎖折り畳みに由来する内在応力により,分岐時に微結晶が再配向するというモデルを提案し,実験的に成功裏に検証した。本成果により,40年以上にわたる分岐機構に関する論争に終止符が打たれた。(田中晋平,山崎 義弘,谷口 貴志:議論,助言)
