谷口貴志 原著論文 (2008年度)

Miho Yanagisawa, Masayuki Imai, and Takashi Taniguchi
“Shape Deformation of Vesicles Coupled with Phase Separation”
Prog. Theor. Phys. Suppl., Vol. 175, 71-80 (2008)
【概要】ベシクルの膜面上での相分離と形との結合より、浸透圧と温度変化による相分離させると、ベシクルがさまざまな形態を示すこと、また、相分離ドメインの粗大化により縦長の楕円体、扁平な楕円体、shar-fish(ヒトデ型)のベシクルが全て扁平楕円体へ変形する(shape convergence)ことが分かった。(A02今井GとA04谷口との共同研究)
Yosuke Kadome, Masahiro Amagasa, Masataka Sugimoto, Takashi Taniguchi, and Kiyohito Koyama
“Effect of Electric Current on Beads Formation in Electrospinning of Poly(Vinyl Alcohol)”
Intern. Polymer Processing, Vol. 23, 377-384 (2008)
【概要】ポリビニルアルコール溶液を用いた静電紡糸において、溶液の導電率と紡糸条件(印加電圧、収集板とニードル間距離、相対湿度)が繊維上に発生するビーズの形成に及ぼす影響について研究を行った。実験の結果、紡糸電流の値が低くなるについてビーズの形成が抑制され、さまざまな条件下で、ある共通の閾電流値になると、ビーズが全く形成されなくなり、紡糸した繊維の径の分布もほぼ同じになることが分かった。
Osamu Takiguchi, Daisaku Ishikawa, Masataka Sugimoto, Takashi Taniguchi, and Kiyohito Koyama
“Effect of Rheological Behavior of Epoxy during Precuring on Foaming”
Journal of Applied Polymer Science, Vol. 110, 657-662 (2008)
【概要】低誘電特性を有する樹脂材料を作成するため、エポキシに硬化剤を混ぜた系を硬化中に発泡させる試みが行われいる。このような製造過程を最適化するためには、硬化過程でのレオロジー特性の時間変化と発泡の時期、および速度のコントロールが重要となる。この研究は、硬化過程でのレオロジー特性の変化をゾル-ゲル転移との関連で捉え、この材料の臨界ゲル近傍のレオロジー特性を測定し、臨界ゲル到達後のどの時間で発泡させるとどのような発泡体が形成されるかを詳細に調べたものである。(谷口貴志:理論的考察)
Masayuki Imai, Miho Yanagisawa, and Takashi Taniguchi
“Shape Deformation of Ternary Vesicles Coupled with Phase Separation”
Phys. Rev. Lett., Vol. 100, 148102-1 – 148102-4 (2008)
【概要】3成分ベシクル系において、浸透圧を変化させ、様々な膜変形を引き起こさせ、そのそれぞれの形を初期状態として膜上相分離を引き起こさせると、ベシクルに多様な形態を生じさせることを実験的に示し、その起源を理論的に解析した。(A02今井GとA04谷口との共同研究)
tag_iconTags: | | 2009/05/10