佐野雅己 原著論文(2010年度)
Hong-Ren Jiang, Natsuhiko Yoshinaga, and Masaki Sano
“Active Motion of a Janus Particle by Self-Thermophoresis in a Defocused Laser Beam”
Phys. Rev. Lett., Vol. 105, 268302-1 – 268302-4 (2010)
【概要】非対称なコロイド粒子(Janus粒子)に一様なレーザー光を照射すると、粒子があたかもバクテリアのように自ら向きを持って運動を開始し、確率的なブラウン運動の性質が大きく変化する。この現象は、粒子の半球だけにコートされた金の薄膜がレーザー光を吸収・放熱し、粒子の周りに局所的な温度勾配が発生することで生じる。このように自己ソーレ効果によってコロイド粒子が推進力を持って自ら運動する系を作ることに初めて成功した。
(Phys. Rev. Lett.のEditor’s suggestionに選ばれた。また、APSオンラインジャーナルPhysicsのViewpointでハイライト紹介された。)
“Active Motion of a Janus Particle by Self-Thermophoresis in a Defocused Laser Beam”
Phys. Rev. Lett., Vol. 105, 268302-1 – 268302-4 (2010)
【概要】非対称なコロイド粒子(Janus粒子)に一様なレーザー光を照射すると、粒子があたかもバクテリアのように自ら向きを持って運動を開始し、確率的なブラウン運動の性質が大きく変化する。この現象は、粒子の半球だけにコートされた金の薄膜がレーザー光を吸収・放熱し、粒子の周りに局所的な温度勾配が発生することで生じる。このように自己ソーレ効果によってコロイド粒子が推進力を持って自ら運動する系を作ることに初めて成功した。
(Phys. Rev. Lett.のEditor’s suggestionに選ばれた。また、APSオンラインジャーナルPhysicsのViewpointでハイライト紹介された。)
H. Delanoë-Ayari, J. P. Rieu, and M. Sano
“4D Traction Force Microscopy Reveals Asymmetric Cortical Forces in Migrating Dictyostelium Cells”
Phys. Rev. Lett., Vol. 105, 248103-1 – 248103-4 (2010)
【概要】やわらかいゲルの上におかれた単一の細胞が発生する力の情報を4次元(x,y,z,t)計測した。細胞は水平方向と同じ程度の垂直方向の力を発生しており、周辺でゲルを上向きに引っ張り、中心部では逆に下向きの力を出している。また、力の非対称性は運動方向と相関があることを明らかにした。
(Phys. Rev. Lett.の表紙を飾った。また、Editor’s suggestionとSynopsisにも選ばれた。)
“4D Traction Force Microscopy Reveals Asymmetric Cortical Forces in Migrating Dictyostelium Cells”
Phys. Rev. Lett., Vol. 105, 248103-1 – 248103-4 (2010)
【概要】やわらかいゲルの上におかれた単一の細胞が発生する力の情報を4次元(x,y,z,t)計測した。細胞は水平方向と同じ程度の垂直方向の力を発生しており、周辺でゲルを上向きに引っ張り、中心部では逆に下向きの力を出している。また、力の非対称性は運動方向と相関があることを明らかにした。
(Phys. Rev. Lett.の表紙を飾った。また、Editor’s suggestionとSynopsisにも選ばれた。)
S. Toyabe, T. Sagawa, M. Ueda, E. Muneyuki, and M. Sano
“Experimental demonstration of information-to-energy conversion and validation of the generalized Jarzynski equality”
Nature Physics, Vol. 6, 988-992 (2010)
“Experimental demonstration of information-to-energy conversion and validation of the generalized Jarzynski equality”
Nature Physics, Vol. 6, 988-992 (2010)
T. Hiraiwa, M. Y. Matsuo, T. Ohkuma, T. Ohta, and M. Sano
“Dynamics of a Deformable Self-propelled Domain”
Europhys. Lett., Vol. 91, 20001-1 – 20001-6 (2010)
【概要】変形を伴って運動する2次元ドメインの方程式を、テンソル型と界面の位相方程式型の2つの形式で導入し、それらの関係を議論するとともに、分岐解析と数値シミュレーションにより、多彩な運動形態が生じることを明らかにした。(太田隆夫:理論全般に関して緊密に議論するとともに、テンソル方程式とそのシミュレーション部分を担当。)
“Dynamics of a Deformable Self-propelled Domain”
Europhys. Lett., Vol. 91, 20001-1 – 20001-6 (2010)
【概要】変形を伴って運動する2次元ドメインの方程式を、テンソル型と界面の位相方程式型の2つの形式で導入し、それらの関係を議論するとともに、分岐解析と数値シミュレーションにより、多彩な運動形態が生じることを明らかにした。(太田隆夫:理論全般に関して緊密に議論するとともに、テンソル方程式とそのシミュレーション部分を担当。)
Kazumasa A. Takeuchi and Masaki Sano
“Universal Fluctuations of Growing Interfaces: Evidence in Turbulent Liquid Crystals”
Phys. Rev. Lett., Vol. 104, 230601-1 – 230601-4 (2010)
【概要】1次元の成長するランダム界面のモデルであるKarder-Parisi-Zhang(KPZ)方程式は、数多くの理論研究が行われてきたが、ゆらぎの定量的実験は殆ど存在しなかった。本論文では、時間、空間の2つのスケーリング指数に加えて、界面ゆらぎが普遍的な確率分布(ランダム行列の最大固有値分布であるTW分布)に従うことを実験的に初めて明らかにした。
“Universal Fluctuations of Growing Interfaces: Evidence in Turbulent Liquid Crystals”
Phys. Rev. Lett., Vol. 104, 230601-1 – 230601-4 (2010)
【概要】1次元の成長するランダム界面のモデルであるKarder-Parisi-Zhang(KPZ)方程式は、数多くの理論研究が行われてきたが、ゆらぎの定量的実験は殆ど存在しなかった。本論文では、時間、空間の2つのスケーリング指数に加えて、界面ゆらぎが普遍的な確率分布(ランダム行列の最大固有値分布であるTW分布)に従うことを実験的に初めて明らかにした。
