山田悟史,鳥飼直也,下ヶ橋秀典,瀬戸秀紀
“試料水平型中性子反射率計ARISA-II”
中性子科学会誌「波紋」, Vol. 20, 58-61 (2010)
【概要】J-PARCに建設中の試料水平型中性子反射率計について現状を報告した。
金谷利治,井上倫太郎
“量子ビームによる高分子研究”
固体物理, Vol. 44, 904-909 (2009)
【概要】中性子や放射光X線を利用した最近の高分子研究の進展について解説した
多辺由佳
“水分子駆動によるキラル液晶モーター”
生物物理誌, Vol. 50, 30-31 (2010)
【概要】キラル液晶単分子膜が、水分子の透過によって集団で一方向回転をする現象を紹介した。
Hiroshi Watanabe
“Slow Dynamics in Homopolymer Liquids”
Polym. J., Vol. 41, 929-950 (2009)
【概要】ホモポリマー系の長時間ダイナミクスについての最新の知見のレビュー。絡み合いがもたらす鎖内運動の相関や、最新の管モデルが内包する問題点と改良の方向性などについて、粘弾性緩和データと誘電緩和データに基づく解説がなされている。(2008年度高分子学会賞受賞論文)
佐野雅己,鈴木量,村山能宏
“ジェルのダンス-加振による複雑液体の対流現象-”
日本物理学会誌, Vol. 64, 767-772 (2009)
【概要】非ニュートン流体における特異な不安定現象について述べ、その一例として、粘弾性流体や粘塑性流体を加振させた時に見られる新規な対流ロール構造の生成とそのメカニズムに関して概説した。(物理学会の表紙に写真が掲載された。)
瀬戸秀紀
“リン脂質の圧力誘起膨潤相”
高圧力の科学と技術, Vol. 19, 44-51 (2009)
【概要】リン脂質と水を混合すると二重膜がスタックしたラメラ構造が得られ、これに圧力を加えると「指組構造」になることが知られていたが、我々はこの2つの相の中間に「膨潤相」が現れる事を初めて示した。(加藤直、好村滋行、川端庸平:結果についての議論)
長尾道弘,川端庸平,瀬戸秀紀
“マイクロエマルションの高圧SANS, NSE実験”
高圧力の科学と技術, Vol. 19, 52-61 (2009)
【概要】水、油、界面活性剤で作られるマイクロエマルションの圧力誘起相転移について、中性子小角散乱と中性子スピンエコー法を用いて調べた結果をまとめた。(川端庸平:NSE実験)
瀬戸秀紀,篠原佑也,宮崎司
“小角散乱研究会の活動と研究例”
SPring-8利用者情報, Vol. 13, 321-324 (2008)
SPring-8のユーザーで構成する「小角散乱研究会」の活動報告と研究例の紹介。
折原宏,會田航平,羅亮皓
“液晶性ER流体の粘弾性特性”
ケミカルエンジニアリング, Vol. 53, 782-786 (2008)
【概要】エリクセンーレスリーの理論を基に電場下での液晶の粘弾性特性を解説した。また、非相溶ブレンドにおいて形成されるマクロなカラム構造を起源とする弾性的性質を紹介した。
Hiroshi Watanabe
“Dynamic Tube Dilation in Branched Polymers”
Prog. Theor. Phys. Suppl., Vol. 175, 17-26 (2008)
【概要】絡み合った星形分岐ポリイソプレン (PI) および第二世代ケイリー樹型 PI の誘電緩和挙動と粘弾性緩和挙動の比較から、広く用いられている完全管膨張の描像には不備があり、これらの挙動を統一的には記述できないこと、時間スケールと空間スケールの整合的粗視化を行った部分的管膨張の描像ならばこの統一的記述が可能となることを解説した。
土井正男
“ソフトマター入門”
固体物理, Vol. 43, 477-481 (2008)
【概要】ソフトマター入門(その3:最終回) ソフトマターのダイナミクス‐その2 ゲル
山口哲生,土井正男
“粘着・剥離のレオロジー”
ケミカルエンジニヤリング, Vol. 53, 771-776 (2008)
【概要】粘着と剥離のレオロジーについて
土井正男
“ソフトマター入門”
固体物理, Vol. 43, 563-568 (2008)
【概要】ソフトマター入門(その2) ソフトマターのダイナミクス‐その1 コロイド溶液の拡散と沈降
土井正男
“ソフトマター入門”
固体物理, Vol. 43, 629-635 (2008)
【概要】ソフトマターの入門解説 その1
森田裕史,土井正男
“メソスケールダイナミクスシミュレータOCTA”
ペトロテック, Vol. 31, 436-446 (2008)
【概要】メソスケールダイナミクスシミュレータOCTAについて
土井正男
“ソフトマターのレオロジー”
物理学会誌, Vol. 63, 434-440 (2008)
【概要】ソフトマターとレオロジーについて
山口哲生, 大亦聡, Costantino Creton, 土井正男
“粘着性のある物質の粘着と摩擦”
トライボロジスト, Vol. 53, 150-155 (2008)
【概要】粘着性のある物質の粘着と摩擦について
森田裕史,土井正男
“高分子薄膜のひきはがしにおける構造形成”
自己組織化ハンドブック(投稿), (2007)
【概要】高分子薄膜のひきはがしにおける構造形成について
Yushu Matsushita
“Precise Molecular Design of Complex Polymers and Morphological Control of Their Hierarchical Multiphase Structures”
Polymer J., Vol. 40, 177-183 (2008)
【概要】種分子の結合性に注目し、構造の明確な様々なブロック共重合体と関連したモデル高分子をデザインし、そのナノスケールの階層構造観察からモルフォロジー制御を実現した。対象の共重合体は、I(polyisoprene), S(polystyrene),P(poly(2-vinylpyridine)からなるP(IS)4IP型の多元ブロック共重合体、ISP星型共重合体、IP/SHブロック共重合体ブレンドなどであり、二重周期ラメラ構造、アルキメデスタイリング構造、準結晶タイリング構造など様々な階層的なナノ相分離構造が発見されている。(18年度高分子学会賞に対する招待論文である。)
髙田じゆん, 渡辺宏
“相溶性高分子ブレンド系中の高分子鎖ダイナミクス”
Expected Materials for the Future, Vol. 8, 52-59 (2008)
【概要】相溶性のポリイソプレンとポリ(p-t-ブチルスチレン)のブレンド系の粘弾性データと誘電データの対比から、成分鎖のダイナミクスの詳細を検討した。その結果、速い成分鎖にとっては濃度場の動的不均一性が摩擦場の不均一性と等価となるので、この成分鎖は温度-時間換算則に従わないこと、遅い成分鎖の緩和の時間スケールではこの不均一性が平滑化されるので、この鎖については同換算則が成立することなどを見出した。
戸田 昭彦
“高分子の結晶化”
成形加工,Vol. 20, 78-83 (2008)
【概要】分子鎖が折り畳まれて結晶化する結晶性高分子について,その結晶化様式の発見以来の理解のされ方について,問題点も含めて解説した。
戸田 昭彦
“高分子結晶の3次元形態:単結晶と球晶”
繊維と工業,Vol. 63, 395-400 (2007)
【概要】結晶性高分子における結晶・非晶の積層構造が織りなす多彩な高次構造について,折りたたみ鎖単結晶の立体形に始まり,単結晶が分岐を繰り返してつくられる高次構造である球晶の構造形成機構に至るまで,立体形とは何か,またその意味するところはどのように解釈されるのかという観点から解説した。
A. Toda
“Polymer Ringed Spherulites: PCL blended with PVB and SAN”
高分子,Vol. 56, 733-733 (2007)
【概要】成長界面不安定性とラメラ晶に内在する歪みのカップリングにより,ラメラ晶の分岐と捻れが同時に引き起こされるとする立場に立ち,高分子リング球晶の形成機構にアプローチし,PEやPVDFでは,期待される関係が成立していることを実験的に明らかにしてきた。今回の報告では,ブレンドすることでリング縞が変化することが知られている脂肪族ポリエステルについて,期待される関係および分子量依存性について検討した。
下村武史,佐光貞樹,伊藤耕三
“高分子1本の導電性を測る”
現代化学, Vol. 441, 17-23 (2007)
【概要】導電性高分子の自己組織化を用いたナノワイヤー形成とその応用について解説した。作製したナノワイヤー1本レベルでの電気伝導およびFET測定を行った。(A01伊藤耕三先生:研究に関するアドバイス)
多辺由佳
“光で走る液晶の配向波”
高分子, Vol. 56, 514-514 (2007)
【概要】アゾベンゼン液晶単分子膜に直線偏向光を照射した時に見られる配向の波について、特徴と起源を紹介した。
Toshiji Kanaya, Go Matsuba, Yoshiko Ogino, Nobuaki Takahashi, and Koji Nishida
“Quantum Beam Studies on Polymer Crystallization under Flow”
Polym. J. Vol., 39, 1085-1097 (2007)
【概要】永年の未解決問題である流動場下にける高分子結晶化の機構の解明に向けてX線、中性子線などのいわゆる量子ビームを用いた研究手法を用いた研究の進展をレビューした。(西田幸次:議論)
Toshiji Kanaya, Go Matsuba, Yoshiko Ogino, Nobuaki Takahashi, and Koji Nishida
“Quantum Beam Studies on Polymer Crystallization under Flow”
Polymer Journal, Vol. 39, 1085-1097 (2007)
【概要】永年の未解決問題である流動場下にける高分子結晶化の機構の解明に向けてX線、中性子線などのいわゆる量子ビームを用いた研究手法を用いた研究の進展をレビューした。(金谷利治:レビューのとりまとめ)
Go Matsuba, Koji Nishida, and Toshiji Kanaya
“せん断流動場における高分子結晶化過程の小角X線散乱測定”
PF NEWS, Vol. 25, 15-18 (2007)
【概要】高エネルギー加速器研究機構の物質構造科学研究所内放射光科学研究施設(PF)等を用いたせん断流動場における高分子結晶化過程の小角X線散乱測定についてレビューした。(金谷利治:監修)
山本量一,米谷慎,奥薗透,福田順一
“液晶の計算機シミュレーション”
液晶, Vol. 11, 259-266 (2007)
【概要】計算機シミュレーションを用いた液晶系の研究について概説する。特に、分子シミュレーション、連続体シミュレーション、ハイブリッドシミュレーションに焦点を当て、これらの方法についての歴史および現状を解説する。(山本量一:全体のまとめ、米谷慎:分子シミュレーション、奥薗透:連続体シミュレーション、福田順一:ハイブリッドシミュレーション)
昌子浩登,太田隆夫
“3次元チューリングパターン”
数理科学, Vol. 535, 39-44 (2008)
【概要】3次元チューリングパターンでは立方対称性をもつ共連結構造が安定に存在できることを数値シミュレーションで確認した。
Hiroshi Orihara
“Phase Transitions in Ferroelectric and Antiferroelectric Liquid Crystals”
Ferroelectrics, Vol. 355, 19-27 (2007)
【概要】強誘電性液晶および反強誘電性液晶の相転移における実験を紹介するとともに、そのランダウ理論を解説した。
川口大輔,高野敦志,松下裕秀
“高分子量環状ポリスチレンのキャラクタリゼーションと相互拡散挙動”
高分子論文集, Vol. 64, 397-405 (2007)
【概要】両末端反応性線状プレカーサーの分子内末端カップリング反応による大環状ポリスチレンを合成した。それをスルホン化した環状ポリスチレンスルホン酸ナトリウムをマイカ基板上に分散させた後、一分子鎖の形態を原子間力顕微鏡で観察することで、環状構造の証明をした。環状ポリスチレンの純度を液体クロマトグラフィー測定により決定した。高純度環状ポリスチレンの溶融状態における相互拡散挙動を評価し、線状ポリスチレンのそれと比較した。環状ポリスチレンの相互拡散は線状のそれより著しく速いことを明らかにした。(田中敬二、長村利彦:動的二次イオン質量分析測定)
Takashi Taniguchi
“自己組織化と自己無撞着場理論・線形平均場近似”
高分子学会誌「高分子」, Vol. 56, 996-999 (2007)
【概要】高分子系で出現するさまざまな自己組織構造を数値計算により予測する方法として、現在までに様々な方法が提案されている。この総説記事では、自己無撞着場理論と近年提案された線形平均場近似を用いた密度汎関数理論の解説をおこなった。
柴山充弘
“中性子散乱・光散乱による高分子水溶液・ゲルの圧力誘起相分離と疎水性相互作用の研究”
高圧力の科学と技術, Vol. 17, 131-143 (2007)
【概要】小角中性子散乱および光散乱による疎水性高分子溶液・ゲルの相挙動の圧力・温度依存性の研究について、最近の研究成果を述べた。(1)一般的に(P,T)座標上で上に凸の形をもつ再帰的な相図となること、(2)ゲルでは架橋不均一性に由来する凍結した揺らぎが存在すること、(3)弱荷電性感熱ハイドロゲルでは、LCST以上にてミクロ相分離構造が発現し、SANS領域に散乱極大が現れること、などの成果が得られた。
Mitsuhiro Shibayama
“Universality and Specificity of Polymer Gels Viewed by Scattering Methods”
Bull. Chem. Soc. Jpn., Vol. 79, 1799-1819 (2006)
【概要】物理及び化学ゲルに対する新奇な非破壊・実時間ゲル化点決定法の提案をおこなった。この時間分割動的光散乱 (TRDLS) 法はゲル化点の決定だけでなく、ゲル化点近傍の臨界ダイナミクスに関する知見を与える。このTRDLSをさまざまなゲルに適用し、非エルゴード性、不均一性、臨界現象の観点からゲルの特殊性(ゲルの化学)と普遍性(ゲルの物理)について議論した。(受賞講演論文)
柴山充弘,狩野武志
“ハイパーゲルに学ぶ架橋機構”
ネットワークポリマー, Vol. 27, 159 – 166 (2006)
【概要】近年、全く新しい概念に基づくゲルが相次いで開発されてきている。それらはいずれも驚異的な力学物性を持っており、さまざまな用途開発が進行中である。この総説では小角中性子散乱や光散乱を使ってそうしたゲルの構造やダイナミクスを研究した成果を紹介し、なぜそのような物性が発現するかについて議論するとともに、新奇ネットワークポリマーに寄せる期待について述べた。
瀬戸秀紀,長尾道弘,川端庸平
“水/油/界面活性剤が作るナノスケール構造の温度・圧力依存性”
高圧力の科学と技術, Vol. 17, 122-130 (2007)
【概要】水、油、界面活性剤によるナノスケールの構造に対する圧力効果を、温度の効果と比較しながら明らかにした結果について解説した。(川端庸平:主に中性子スピンエコー実験を行った。/ 論文中の図が表紙に採用された。)
山田悟史,長尾道弘,川端庸平,武田隆義,瀬戸秀紀,遠藤仁,大坂昇,柴山充弘
“中性子スピンエコー分光器iNSEの検出器大面積化”
中性子科学会誌「波紋」, Vol. 17, 132-135 (2007)
【概要】中性子スピンエコー装置iNSEの検出器を大面積化した際に生じる問題を、新しい解析法の開発により解決した。(遠藤仁、柴山充弘:装置立ち上げへの協力)
下村武史
“導電性高分子ナノワイヤー”
化学と教育, Vol. 55, 122-123 (2007)
【概要】導電性高分子の自己組織化を用いたナノワイヤー形成とその応用について解説した。超分子、結晶化などをキーワードとする構造形成を用い、作製したナノワイヤー1本レベルでの電気伝導測定を調べた。(A01伊藤耕三先生:研究に関するアドバイス)
Hideki Seto, Michihiro Nagao, and Youhei Kawabata
“Nanometer-scale Structure and Dynamics of Systems Indluding Amphiphilic Membranes”
放射光, Vol. 19, 408-417 (2006)
【概要】水、油と界面活性剤からなるマイクロエマルションの構造と相転移、及びダイナミクスについてX線小角散乱、中性子小角散乱、中性子スピンエコー法にを用いて調べた結果をまとめた。
奥村剛
“新著紹介小特集「学会誌の記事を広く楽しく読むために:ソフトマター編」”
日本物理学会誌, Vol. 2, 134-135 (2007)
【概要】非専門家向けにソフトマターの入門書を紹介ししつつソフトマターについても概説した。
木村康之
“ソフトマターのマイクロレオロジー”
液晶, Vol. 10(3), 238-250 (2006)
【概要】ソフトマターのマイクロレオロジーの実験と解説
(市川正敏:図等の提供)
金鋼,名嘉山祥也,山本量一
“荷電コロイド分散系の直接数値シミュレーション -KAPSELの原理と操作-”
粉体工学会誌, Vol. 44, 28-36 (2007)
【概要】著者達が開発・公開している、コロイド分散系のための新しいシミュレーターKAPSELについて、その原理と使用方法を日本語で解説しました。
Ryoichi Yamamoto, Kim kang, and Yasuya Nakayama
“KAPSEL: Kyoto Advanced Particle Simulator for ELectrohydrodynamics -Toward Direct Numerical Simulations of Colloidal Dispersions-”
KONA, Vol. 24, 167-182 (2006)
【概要】著者達が開発・公開している、コロイド分散系のための新しいシミュレーターKAPSELについて、その原理と使用方法を解説しました。
Takashi Taniguchi
“高分子レオロジーと成形加工CAEの基礎—その中身と周辺問題 — (20) メゾスコピック系のCAE : エマルジョン・サスペンジョン系 ”
Seikei-Kakou, Vol. 18, 571-578 (2006)
【概要】高分子ブレンド系材料の成形加工で重要となるレオロジー特性について理論的解説をおこなった。また、これらの系を扱う数値計算法について解説した。(谷口貴志:当解説記事の全てを担当した。)
氏家誠司
“イオン性高分子液晶-液晶発現とイオン相互作用の効果-”
液晶, Vol. 10, 121-137 (2006)
【概要】イオン性高分子液晶に関する知見を総説記事としてまとめた。特に,イオン基の液晶形成への効果とさまざまなイオン性高分子液晶の特徴について解説した。
戸田昭彦
“最近の熱流束DSCの発展”
熱測定, Vol. 33, 211-216 (2006)
【概要】熱流束型走査熱量計での近年の測定系の発展に伴い,解析解が求まる理想的な系だけでなく,数値解しか得られない熱系にまで定量的な解析の対象が広がりつつある状況について総説した。
F. Tanaka
“Theory of Molecular Association and Thermoreversible Gelation”
Molecular Gels—Self-Assembled Fibrillar Networks—, Vol. 1, 01-68 (2006)
【概要】1988年より展開してきた「会合高分子溶液理論」を系統的にレビューし,水素結合系,疎水会合系,重縮合系等に応用して得られた結果を総括した。会合により誘起されるマクロおよびミクロ相分離,ゾル・ゲル転移,液晶化,へリックス・コイル転移,コイル・グロビュール転移,等の相転移(類似)現象を解析し,通常の相転移とは異なる多くの新しい知見が得られた。
青柳岳司,土井正男
“ソフトマテリアルのための統合シミュレーションシステム“OCTA” ”
応用物理学会誌, Vol. 76, 179-182 (2007)
【概要】”OCTA”の機能について解説し、ソフトマテリアルのシミュレーションのあり方について論じた。
土井正男
“-近未来のミクロCAE- マルチスケールモデリングの課題と未来”
成形加工, Vol. 18, 653-656 (2006)
【概要】マルチスケールモデリングの技術に対し、それを実現しようとするときの難しさにふれ、現在何が求められているかをOctaシステムの開発の経験をもとに論考した。(川勝、滝本、谷口ら主要なメンバーとOctaシステムの開発に当たった。)
Hiroshi Watanabe and Tadashi Inoue
“Role of Chain Connectivity in Viscoelastic Properties of Polymeric Liquids: A Review”
Materials Science & Engineering A, Vol. 442, 361-366 (2006)
【概要】高分子の絡み合い緩和とセグメント緩和の双方に対して、鎖の連結性が大きな役割を果たしていることを実験的に示し、絡み合い緩和については管モデルの有効性と限界を解説した。(Tadashi Inoue:セグメント緩和の解析)
Hiroshi Watanabe
“Description of Entanglement Dynamics of Flexible Polymers: Self-Consistent Coarse-Graining in Length and Time Scales”
AIP Conference Proceedings (Flow Dynamics), AIP, New York, Vol. 832, 349-353 (2006)
【概要】屈曲性高分子の絡み合い緩和の分子モデルについて説明し、特に、管膨張機構の適用性と限界、束縛解放機構の基本的重要性について解説した。
瀬戸秀紀、長尾道弘、川端庸平
「両親媒性分子膜系のナノスケール構造とダイナミクス」
( 放射光 Vol. 19, 408-417, 2006/11 )
【概要】水、油と界面活性剤からなるマイクロエマルションの構造と相転移、及びダイナミクスについてX線小角散乱、中性子小角散乱、中性子スピンエコー法にを用いて調べた結果をまとめた。 (関係者:A02 川端庸平氏)