田中敬二 総説解説 (2007年度)

田中敬二,川口大輔,高原 淳,梶山千里
“ポリマーブレンドにおける表面・界面の濃縮現象”
表面科学, Vol. 28(12), 688-697 (2007)
【概要】高分子混合物の表面には、系の自由エネルギーを最小化させるため、一成分
が選択的に濃縮する。このような現象は表面偏析と呼ばれる。表面偏析を支配する因
子について検討し、これらの因子を組み合わせることで高分子混合物の表面組成が自
在に制御できることを示した。
立石洋平,赤堀敬一,田中敬二,長村利彦
“ポリスチレン超薄膜における階層的分子鎖熱運動とその空間分布”
高分子論文集, Vol. 64, 429-436 (2007)
【概要】ポリスチレン薄膜中におけるさまざまなスケールの分子鎖熱運動を、種々の実験手法に基づき検討した。その結果、緩和過程はそのサイズスケールに依存せず表面近傍では速く、界面近傍では遅くなることが明らかとなった。一方、表面および界面における緩和温度はそのサイズスケールが小さい場合はバルクと同程度であったが、大きい場合は、それぞれ、低く、また、高くなることを明らかにした。
tag_iconTags: | | 2008 年 2 月 4 日