佐藤尚弘 総説解説(2008年度)

橋爪章仁,佐藤尚弘
“水溶液中における両親媒性高分子”
高分子, Vol. 58, 146-150 (2009)
【概要】疎水性基と親水性基を同一の高分子鎖内に有する両親媒性高分子は、有用な水溶液物性を呈することから、20年以上前から注目されてきている。この総説では、両親媒性ランダム共重合体、両親媒性ブロック共重合体、タンパク質様共重合体、テレケリック高分子などの高次構造解析、基礎的溶液物性、およびその機能化に関する最近の進歩について概観している。
佐藤尚弘,筒井健一郎
“水溶液中における色素と両親媒性化合物との相互作用”
色材協会誌, Vol. 81, 442-448 (2008)
【概要】種々のミセルを形成する両親媒性低分子および両親媒性高分子と様々な色素との水溶液中での相互作用について概観した。取り上げたテーマは、(1)静電相互作用が働く色素および両親媒性低分子、(2)カチオン性色素+アニオン性多糖+タンパク質、および(3)両親媒性高分子ミセルと非イオン性色素である。
佐藤尚弘
“リビングアニオン重合法による高分子の重合反応制御機構はどこまでわかったか?”
化学, Vol. 63, 68-69 (2008)
【概要】リビングアニオン重合の反応制御機構の詳細がいまだに完全には理解されていないのは、重合が通常行われる非極性溶媒中で高分子リビングアニオンの極性活性末端が会合して逆ミセルを形成し、重合反応速度に著しい影響を与えているという複雑な状況に由来する。本総説では最近、光散乱、中性子小角散乱、NMR、粘弾性測定を駆使した重合反応制御機構に関する最近の研究の進歩について概観している。(渡辺宏:高分子リビングアニオンの会合に関する共同研究)
tag_iconTags: | | 2009 年 5 月 11 日