栗原和枝
“固-液界面の液体のナノ構造形成評価と制御”
表面科学, Vol. 30, 162-167 (2009)
水上雅史,栗原和枝
“新しい表面力測定への挑戦”
電気化学および工業物理化学, Vol. 76, 763-767 (2008)
陣内浩司
“高分子ネットワーク構造の3次元直接観察と解析”
ネットワークポリマー, Vol. 30 (1), 41-47 (2009)
【概要】高分子多成分系では,相分離に伴いネットワーク構造が自己秩序化することが知られている.これらのネットワーク構造は3次元的に複雑であり,これまで正確な構造観察・解析が難しかった.本稿では,光や電子をプローブとした3次元イメージング法を用いたネットワーク構造の構造解析について,これまでの研究成果とともに概説する.
Hiroshi Jinnai, and Richard J. Spontak
“Transmission Electron Microtomography in Polymer Research”
Polymer, Vol. 50, 1067-1087 (2008)
【概要】新興の三次元イメージング技術である電子線トモグラフィー法(TEMT)の最近の進歩と、高分子材料に対するこの技術の応用について要約する。
齋藤明子,陣内浩司
“高分子材料の3次元構造解析~最新技術と可能性~”
ポリファイル, Vol. 45 (10), 34-39 (2008)
【概要】高分子材料の発展と要求される物性・性能の複雑化、高度化に伴い、注目を集めているのが高分子アロイ・ブレンドである。この高分子複合材料は、非相溶な成分間で不均一構造(代表的なものとして、相分離構造)を形成するが、この不均一構造こそが高分子ブレンドに1+1>2となる特異な物性を生じさせる原因となるものである。当研究グループでは、このような不均一構造の正確な評価・解析を実現するため3次元顕微鏡法を開発・発展させてきており、本稿では、高分子アロイ・ブレンドの中で最もシンプルな高分子2成分系の相分離構造を例にとり、3次元顕微鏡法の現状について概説する。
山崎昌一
“単一GUV法を用いたペプチドと脂質膜の相互作用の解析”
膜, Vol. 34, 126-132 (2009)
【概要】我々が最近提案した単一GUV法(外来物質と1個の巨大リポソーム(GUV)の相互作用によるGUVの構造や物理量の変化をリアルタイムで測定し、それらの物理量を同じ条件下で多くの“1個のGUV”に対して測定し、それらの統計的な解析をして現象の素過程を明らかにする方法)の原理および特徴と、単一GUV法を用いたペプチドと脂質膜の相互作用の解析析の例を論じた。
Masahito Yamazaki
“Advances in Planar Lipid Bilayers and Liposomes, Vol. 7, “The Single GUV Method to Reveal Elementary Processes of Leakage of Internal Contents from Liposomes Induced by Antimicrobial Substances” (pp. 121-142)”
Elsevier, A. Leitmannova Liu, (2008)
濱田勉
“生命化学研究法 巨大リポソームの顕微鏡直接観察”
生命化学研究レター, Vol. 28, 27-31 (2008)
【概要】巨大リポソームの作製および顕微鏡観察の実験手法について解説し、実際の研究例を紹介した。
福田順一
“表面の凹凸パターンによるアンカリング: Berremanのアンカリングの理論の批判的再検討による新展開”
液晶, Vol. 12, 202-209 (2008)
【概要】Berreman が1972 年に提唱したネマチック液晶の表面アンカリングに関する理論に対して批判的な考察を加え,彼の理論には一般的には正当化できない仮定が含まれていることを明らかにした.この考察を踏まえて,平行な溝が誘起するアンカリングのエネルギーの方位角依存性を計算し,弾性定数K24 で特徴づけられる表面弾性が重要な役割を果たしていることを示した.また,一般的な形状の基板表面に適用できるように理論を拡張し,4回対称,あるいは6回対称性といった対称性を有する基板表面の持つ多安定性について,特に容易軸の方向と弾性定数との関係に着目して議論した.(米谷慎:議論)
栗原和枝
“表面力測定の最近の展開-固-液界面の液体-”
高分子, Vol. 57, 91-95 (2008)
【概要】表面力測定の最近の展開について解説した。具体的には、1. 表面力測定の展開として(1) 不透明試料の測定を可能とするツインパス型表面力装置の開発、(2) 高分子溶融体の評価、(3) 界面分子マクロクラスターの展開、(4) 液滴間の相互作用力、2. ナノ共振ずり測定の展開として、(1) 雲母表面間のNaCl水溶液の構造化、(2) 炭酸カルシウムナノ粒子分散系の増粘機構、3. 同時計測法の開発として蛍光寿命同時測定などについて解説した。
Kazue Kurihara
“素描 躍進するバイオ高分子”
高分子 Vol. 56, 177-177, 2007/04
【概要】ソフトマターの中で重要な位置を占めるバイオ高分子研究の最近の動向と展望、今後への期待を概説した。
Mun’delanji Vestergaard, Tsutomu Hamada, and Masahiro Takagi
“Using Model Membranes for the Study of Amyloid beta:Lipid Interactions and Neurotoxicity”
Biotechnology and Bioengineering, Vol. 99, 753 – 763 (2008)
【概要】細胞モデル膜を用いた脂質膜・アミロイド間相互作用の研究について解説した。
濱田勉,高木昌宏
“生体モデル膜ラフトドメインの動的構造”
化学と生物, Vol. 45, 436-438 (2007)
【概要】巨大リポソーム上でのドメイン構造形成に関する研究成果について解説した。
陣内浩司,川瀬昇,加藤光郎
“顕微鏡による高分子材料の三次元観察技術”
色材, Vol. 80, 414-419 (2007)
【概要】高分子材料内部の不均一構造を三次元的に観察する為の種々の顕微鏡法について解説
陣内浩司
“電子線トモグラフィー法を用いた三次元構造解析”
表面科学, Vol. 28, 467-474 (2007)
【概要】ナノレベルの界面を評価する最新の方法として電子線トモグラフィー法(TEMT)を取り上げ、この手法の概要と問題点およびその解決法について解説するとともに、TEMTによるブロック共重合体界面の評価例について紹介した。
西敏男,中嶋健,陣内浩司
“マルチスケールから見た高分子の構造と物性”
成形加工, Vol. 19 (8), 468-472 (2007)
【概要】高分子ナノテクノロジーのキーテクノロジーである、ナノスケール分解能を備えた三次元顕微鏡、物性評価、およびスペクトロスコピーの3つの技術のうち、前2者についての最新情報と今後の展望について解説する。
Hidehiko Dohi, Hideaki Kimura, Marina Kotani, Takeshi Kaneko, Tatsuro Kitaoka, Toshio Nishi, and Hiroshi Jinnai
“Three-dimensional Imaging in Polymer Science: Its Application to Block Copolymer Morphologies and Rubber Composites”
Polym. J., Vol. 39, 749-758 (2007)
【概要】電子線トモグラフィー法を用いたブロック共重合体のミクロ相分離構造の三次元観察について概説した。実例として、Perforated Layer構造からGyroid構造への構造転移(OOT)中の三次元観察によるOOTの機構解明などを取り上げた。また、フィラーを含むゴムコンポジットの延伸下での三次元観察についても報告した。
陣内浩司
“三次元イメージング法-最近の進歩と今後の展望-”
高分子, Vol. 56, 352-357 (2007)
【概要】高分子材料の三次元イメージング法について、ミクロンサイズからナノメートルスケールでの解析技術に関する最近の進歩と今後の展望を解説した
福田順一
“書評: 今井正幸著『ソフトマターの秩序形成』”
日本液晶学会誌, Vol. 11, 385-385 (2007)
【概要】今井正幸著「ソフトマターの秩序形成」の書評を,日本液晶学会の依頼により執筆した.(今井正幸:本書の著者)