菅原 正 原著論文 (2007年度)
Miho Tagawa, Koh-ichiroh Shohda, Kenzo Fujimoto, Tadashi Sugawara, Akira Suyama
“Heat-resistant DNA Tile Arrays Constructed by Template-directed Photoligation through 5-carboxyvinyl-2′deoxyuridine”
Nucleic Acids Research, Vol. 35, 1-7 (2007)
“Heat-resistant DNA Tile Arrays Constructed by Template-directed Photoligation through 5-carboxyvinyl-2′deoxyuridine”
Nucleic Acids Research, Vol. 35, 1-7 (2007)
Naoto Maru, Koh-ichiroh Shoda, and Tadashi Sugawara
“Successive Fusion of Vesicles Aggregated by DNA Duplex Formation in the Presence of Triton X-100”
Chem. Lett., Vol. 37, 340-341 (2008)
【概要】DNA15量体の末端にコレステロールを連結させた複合分子を合成した。この複合分子を担持したラージベシクル(LV)は、これと相補的な複合分子を担持したLVと配列選択的に接着し、ベシクル凝集体(クラスタ状、ネットワーク状)を形成する。凝集前のLVに界面活性剤Triton X-100を作用させると、LVは完全に溶解してしまうが、クラスタ状凝集体に添加した場合は、LV同士の融合を経てジャイアントベシクルが形成され、その形状が維持された。
“Successive Fusion of Vesicles Aggregated by DNA Duplex Formation in the Presence of Triton X-100”
Chem. Lett., Vol. 37, 340-341 (2008)
【概要】DNA15量体の末端にコレステロールを連結させた複合分子を合成した。この複合分子を担持したラージベシクル(LV)は、これと相補的な複合分子を担持したLVと配列選択的に接着し、ベシクル凝集体(クラスタ状、ネットワーク状)を形成する。凝集前のLVに界面活性剤Triton X-100を作用させると、LVは完全に溶解してしまうが、クラスタ状凝集体に添加した場合は、LV同士の融合を経てジャイアントベシクルが形成され、その形状が維持された。
Taro Toyota, Katsuto Takakura, Yoshiyuki Kageyama, Kensuke Kurihara, Naoto Maru, Kiyoshi Ohnuma, Kunihiko Kaneko, and Tadashi Sugawara
“Population Study of Sizes and Components of Self-Reproducing Giant Multilamellar Vesicles”
Langmuir, Vol. 24, 3037-3044 (2008)
【概要】自己生産するジャイアントベシクルが含有する蛍光性触媒量が、等割と共に半減することを利用して、自己生産過程に伴うベシクル数の増加を、フローサイトメトリー法により見積もった。途中で触媒を再添加することで、約100倍にベシクル数を増加させられることを確認した。自己生産した後のベシクルの集団分布は、DNAやたんぱく質のような情報分子を含まない反応系であるにも拘わらず、ほぼ一定の保たれることが分かった。
“Population Study of Sizes and Components of Self-Reproducing Giant Multilamellar Vesicles”
Langmuir, Vol. 24, 3037-3044 (2008)
【概要】自己生産するジャイアントベシクルが含有する蛍光性触媒量が、等割と共に半減することを利用して、自己生産過程に伴うベシクル数の増加を、フローサイトメトリー法により見積もった。途中で触媒を再添加することで、約100倍にベシクル数を増加させられることを確認した。自己生産した後のベシクルの集団分布は、DNAやたんぱく質のような情報分子を含まない反応系であるにも拘わらず、ほぼ一定の保たれることが分かった。
Kentaro Suzuki, Taro Toyota, Katsuhiko Sato, Masakazu Iwasaka, Shoogo Ueno, and Tadashi Sugawara
“Characteristic Curved Structure Derived from Collagen-containing Tubular Giant Vesicles under Static Magnetic Field”
Chem. Phys. Lett., Vol. 440, 286-290 (2007)
【概要】コラーゲンを封入したチューブ状ジャイアントベシクルを、強い静磁場下に静置すると、円形や8の字、ヘアピンと言った、エラスティカ曲線に特徴的な構造が形成されることを見出した。これら構造は、チューブ状試料の持つ曲げ弾性と、試料が持つ磁場応答性とが拮抗する場合に出現することが、力学的計算により明らかとなった。
・「谷本能文“最新トピックス:強磁場で物質を操る!”化学, Vol.62, No. 10(2007) pp. 66-67」にて、最新の話題として紹介。
“Characteristic Curved Structure Derived from Collagen-containing Tubular Giant Vesicles under Static Magnetic Field”
Chem. Phys. Lett., Vol. 440, 286-290 (2007)
【概要】コラーゲンを封入したチューブ状ジャイアントベシクルを、強い静磁場下に静置すると、円形や8の字、ヘアピンと言った、エラスティカ曲線に特徴的な構造が形成されることを見出した。これら構造は、チューブ状試料の持つ曲げ弾性と、試料が持つ磁場応答性とが拮抗する場合に出現することが、力学的計算により明らかとなった。
・「谷本能文“最新トピックス:強磁場で物質を操る!”化学, Vol.62, No. 10(2007) pp. 66-67」にて、最新の話題として紹介。
Martin M. Hanczyc, Taro Toyota, Takashi Ikegami, Norman Packard, and Tadashi Sugawara
“Fatty Acid Chemistry at the Oil-Water Interface: Self-Propelled Oil Droplets”
J. Am. Chem. Soc., Vol. 129, 9386-9391 (2007)
【概要】塩基性水中に形成したオレイン酸無水物からなる油滴は、加水分解によりオレイン酸チューブ状ベシクルを放出することで自走を開始する。この運動と同期して、油滴中に対流が生じ、ベシクルの放出方向を固定化するため、油滴の進行方向が決定される。この対流は、油滴内部への水の取り込みを促進し、運動が加速されるという正のフィードバックループを形成する。また、pH勾配下の油滴は、高pHへの走化性を示すことも見出された。
・7/18付けACS Weekly Press Pac(ACSオフィシャルプレス)にて紹介
・New Scientist Tec (New Scientist誌のウェブサイト中でのコンテント)にて紹介
“Fatty Acid Chemistry at the Oil-Water Interface: Self-Propelled Oil Droplets”
J. Am. Chem. Soc., Vol. 129, 9386-9391 (2007)
【概要】塩基性水中に形成したオレイン酸無水物からなる油滴は、加水分解によりオレイン酸チューブ状ベシクルを放出することで自走を開始する。この運動と同期して、油滴中に対流が生じ、ベシクルの放出方向を固定化するため、油滴の進行方向が決定される。この対流は、油滴内部への水の取り込みを促進し、運動が加速されるという正のフィードバックループを形成する。また、pH勾配下の油滴は、高pHへの走化性を示すことも見出された。
・7/18付けACS Weekly Press Pac(ACSオフィシャルプレス)にて紹介
・New Scientist Tec (New Scientist誌のウェブサイト中でのコンテント)にて紹介
Yoshiyuki Kageyama, Taro Toyota, Shigeru Murata, and Tadashi Sugawara
“Study on Structural Changes in Supramolecular Assemblies Composed of Amphiphilic Nicotinamide and its Dihydronicotinamide Derivative by Flow Cytometry”
Soft Matter, Vol. 3, 699-702 (2007)
【概要】両親媒性ニコチンアミド化合物と、その還元体との混合物(3:2)からなる分子集合体が、水中で成分の再配分を起こし、エキサイプレックス発光(緑)を示す ベシクル状集合体(4:1)とモノマー発光(青)が緑色光と共に観測される非ラメラ状集合体(3:2)に分離することを、蛍光顕微鏡、およびフローサイトメトリーにより観測し、さらに両集合体の分画をソートし、その成分比をHPLCで決定した。(表紙に採用)
“Study on Structural Changes in Supramolecular Assemblies Composed of Amphiphilic Nicotinamide and its Dihydronicotinamide Derivative by Flow Cytometry”
Soft Matter, Vol. 3, 699-702 (2007)
【概要】両親媒性ニコチンアミド化合物と、その還元体との混合物(3:2)からなる分子集合体が、水中で成分の再配分を起こし、エキサイプレックス発光(緑)を示す ベシクル状集合体(4:1)とモノマー発光(青)が緑色光と共に観測される非ラメラ状集合体(3:2)に分離することを、蛍光顕微鏡、およびフローサイトメトリーにより観測し、さらに両集合体の分画をソートし、その成分比をHPLCで決定した。(表紙に採用)
