野口博司 原著論文(2009年度)
H. Noguchi, G. Gompper, L. Schmid, A. Wixforth, and T. Franke
“Dynamics of Fluid Vesicles in Flow through Structured Microchannels”
EPL, Vol. 89, 28002-1 – 28002-6 (2010)
【概要】周期的に流路幅の変わるマイクロチャンネル中を流れる脂質ベシクルのダイナミクスを実験、理論、シミュレーションを用いて研究した。流速の増加によって、配向方向の振動から形態の周期的な振動に運動モードが転移することが明らかとなった。また、楕円状のベシクルでは、流れによって、対称、非対称な尾が形成されることがわかった。
“Dynamics of Fluid Vesicles in Flow through Structured Microchannels”
EPL, Vol. 89, 28002-1 – 28002-6 (2010)
【概要】周期的に流路幅の変わるマイクロチャンネル中を流れる脂質ベシクルのダイナミクスを実験、理論、シミュレーションを用いて研究した。流速の増加によって、配向方向の振動から形態の周期的な振動に運動モードが転移することが明らかとなった。また、楕円状のベシクルでは、流れによって、対称、非対称な尾が形成されることがわかった。
Hiroshi Noguchi
“Dynamics of Fluid Vesicles in Oscillatory Shear Flow”
J. Phys. Soc. Jpn., Vol. 79, 24801-1 – 24801-10 (2010)
【概要】周期的なせん断流中の脂質ベシクルの運動を2変数の現象論的方程式を用いて調べた。周波数が高くなるにつれ、ベシクルの運動が位相がせん断流に比べて遅れていく。追随できなくなる高周波数では複数のlimit cycle運動が共存することが明らかとなった。また、熱揺らぎが時間対称性を破ることで、特定の傾斜角の振動運動を誘発することがわかった。
“Dynamics of Fluid Vesicles in Oscillatory Shear Flow”
J. Phys. Soc. Jpn., Vol. 79, 24801-1 – 24801-10 (2010)
【概要】周期的なせん断流中の脂質ベシクルの運動を2変数の現象論的方程式を用いて調べた。周波数が高くなるにつれ、ベシクルの運動が位相がせん断流に比べて遅れていく。追随できなくなる高周波数では複数のlimit cycle運動が共存することが明らかとなった。また、熱揺らぎが時間対称性を破ることで、特定の傾斜角の振動運動を誘発することがわかった。
Atefeh Khoshnood, Hiroshi Noguchi, and Gerhard Gompper
“Lipid Membranes with Transmembrane Proteins in Shear Flow”
J. Chem. Phys., Vol. 132, 25101-1 – 25101-10 (2010)
【概要】生体膜中のタンパク質の運動を粗視化分子シミュレーションを用いて調べた。脂質分子とタンパク質分子で分子の硬さが大きく異なる場合、疎水基の長さに差がなくても、タンパク質の凝集が起こることを示した。また、単純せん断流中で生体膜の膜間のスリップ運動がタンパク質を加えると小さくなることを明らかにした。
“Lipid Membranes with Transmembrane Proteins in Shear Flow”
J. Chem. Phys., Vol. 132, 25101-1 – 25101-10 (2010)
【概要】生体膜中のタンパク質の運動を粗視化分子シミュレーションを用いて調べた。脂質分子とタンパク質分子で分子の硬さが大きく異なる場合、疎水基の長さに差がなくても、タンパク質の凝集が起こることを示した。また、単純せん断流中で生体膜の膜間のスリップ運動がタンパク質を加えると小さくなることを明らかにした。
Hiroshi Noguchi
“Swinging and Synchronized Rotations of Red Blood Cells in Simple Shear Flow”
Phys. Rev. E, Vol. 80, 21902-1 – 21902-8 (2009)
【概要】単純せん断流中の赤血球の運動を3変数の現象論的方程式を用いて調べた。高いせん断強度で起こるtank-treading運動と低いせん断強度でのtumbling運動の中間でこれまで知られている間欠的な運動だけでなく、tank-treadingとtumblingの同期が起こる領域があることを明らかにした。
“Swinging and Synchronized Rotations of Red Blood Cells in Simple Shear Flow”
Phys. Rev. E, Vol. 80, 21902-1 – 21902-8 (2009)
【概要】単純せん断流中の赤血球の運動を3変数の現象論的方程式を用いて調べた。高いせん断強度で起こるtank-treading運動と低いせん断強度でのtumbling運動の中間でこれまで知られている間欠的な運動だけでなく、tank-treadingとtumblingの同期が起こる領域があることを明らかにした。
Sebastian Messlinger Benjamin Schmidt, Hiroshi Noguchi, and Gerhard Gompper
“Dynamical Regimes and Hydrodynamic Lift of Viscous Vesicles under Shear”
Phys. Rev. E, Vol. 80, 11901-1 – 11901-12 (2009)
【概要】せん断流中において壁面近くでの脂質ベシクルの運動を2次元空間でのシミュレーションを用いて調べた。壁面からの距離の-2乗に比例した揚力がベシクルにかかることや、壁面近づくにつれtumbling運動からtank-treading運動への転移などが見られることなどを明らかにした。
“Dynamical Regimes and Hydrodynamic Lift of Viscous Vesicles under Shear”
Phys. Rev. E, Vol. 80, 11901-1 – 11901-12 (2009)
【概要】せん断流中において壁面近くでの脂質ベシクルの運動を2次元空間でのシミュレーションを用いて調べた。壁面からの距離の-2乗に比例した揚力がベシクルにかかることや、壁面近づくにつれtumbling運動からtank-treading運動への転移などが見られることなどを明らかにした。
