松山明彦 原著論文 (2009年度)

Akihiko Matsuyama and Yoshinari Kushibe
“Three Stage-Volume Phase Transitions of a Side-Chain Liquid Crystalline Elastomer Immersed in Nematic Solvents”
J. Chem. Phys., Vol. 132, 104903-1 – 104903-10 (2010)
【概要】液晶溶媒中に溶けた側鎖型液晶ゲルの体積相転移について理論的に研究した。側鎖の配向,バックボーン鎖の配向,溶媒の配向を考慮することで,6つの異なる構造を持ったネマチック相について議論した。構造変化をともなった3段階の体積相転移が起こることを予測した。(浦山健治:実験についての議論)
Akihiko Matsuyama
“Phase Separations in Mixtures of a Liquid Crystal and a Nanocolloidal Particle”
J. Chem. Phys., Vol. 131, 204904-1 – 204904-12 (2009)
【概要】液晶分子とナノコロイド粒子の混合系の相分離について理論的に研究を行った。液晶分子のネマチック相,スメクチックA相への相転移とコロイド粒子の結晶化の競合の結果現れる相図について理論的に計算した。液晶とナノコロイド粒子のアンカリング強度に依存して様々な相分離が起こることを示した。
Akihiko Matsuyama, Masato Yano, and Akiyoshi Matsuda
“Packaging-ejection Phase Transitions of a Polymer Chain: Theory and Monte Carlo Simulation”
J. Chem. Phys., Vol. 131, 105104-1 – 105104-8 (2009)
【概要】柔らかい高分子が球状の空洞内へパッキングされる過程と,空洞外へ排出(イジェクション)される現象についての平均場理論の構築をおこなった。空洞と高分子の相互作用によってpacking-ejection相転移が起こることをみつけた。さらにモンテカルロ・シミュレーションによって動的側面や,構築した理論の結果について確かめた。
Akihiko Matsuyama
“Volume Phase Transitions of Smectic Gels”
Phys. Rev. E, Vol. 79, 051704-1 – 051704-11 (2009)
【概要】側鎖型液晶高分子ゲルの体積相転移を記述する平均場理論を構築した。側鎖の液晶分子の配向秩序パラメーターと,主鎖の液晶高分子の配向秩序パラメーターを用いて定義することで,異なる3つのネマチック相(N1,N2,N3)とスメクチック相(S1,S2,S3)を理論的に予測した。等方相ーネマチック相転移や等方相ースメクチック相転移,ネマチック相ースメクチック相転移によってゲルの体積が不連続に変化することを見つけた。(浦山健治:実験についての議論)
tag_iconTags: | | 2010/03/11