P. Charbonneau, A. Ikeda, J. A. van Meel, and K.Miyazaki
“Numerical and Theoretical Study of a Monodisperse Hard-Sphere Glass Former”
Phys. Rev. E , Vol. 81, 040501-1 – 040501-2 (2010)
【概要】4次元剛体球液体のガラス転移研究を行った。この系は二つの意味で興味深い。まず、核生成速度が非常に遅いため、単成分系であるにもかかわらずガラス化する点。もうひとつはダイナミクスの次元依存性を見ることによりガラス転移の平均場描像を検証できる点である。後者については、モード結合理論がその平均場描像を支える理論と言われている。我々はこの系のシミュレーションを行い、確かに高次元で系が平気場的になっていることを確認した。
Oral / Invited
Kunimasa Miyazaki
“Inhomogeneous Mode Coupling Theory and Dynamical Heterogeneities”
SCHOOL ON GLASS FORMERS AND GLASSES (Jan. 4-20, 2010), Bangalore, India
Oral / Invited
Kunimasa Miyazaki
“Opening Remarks and General Introduction”
YKIS2009, Frontiers in Non-equilibrium physics (Jul. 27-31, 2009), Kyoto, Japan
(The session organizer of the 2nd week of the YKIS2009)
Kang Kim, Kunimasa Miyazaki, and Shinji Saito
“Slow Dynamics in Random Media: Crossover from Glass to Localization Transition”
Europhys. Lett. , Vol. 88, 36002-1 – 36002-5 (2009)
【概要】我々は、MDシミュレーションを用いて、障害物粒子がランダムに配置された空間内を、動き回る粒子の遅いダイナミクスを研究した。障害物密度が増えるに従い、ガラス転移点は急激に減少する(ガラス化しやすくなる)。さらに障害物数を増やすと、運動の凍結は、ガラス転移から、ローレンツ気体の局在転移へと変化する。さらに局在転移領域においては、障害物が増えると、流れやすくなるというリエントラント転移も発見した。
Johan Mattsson, Hans M. Wyss, Alberto Fernandez-Nieves, Kunimasa Miyazaki,Zhibing Hu, David R. Reichman, and David A. Weitz
“Soft Colloids Make Strong Glasses”
Nature, Vol. 462, 83-86 (2009)
【概要】剛体球コロイド系におけるガラス転移は、分子液体のそれと多くの共通の特徴を示すため、多くの知見がコロイド系からもたらされてきた。しかし、剛体球コロイド系では、分子性液体ガラスの重要な性質である、非アレニウス的挙動(フラジリティ)が観測されることはなかった。我々は、ポテンシャルを系統的に変化させることにより、コロイド系でフラジリティーを制御することに初めて成功した。