甲賀研一郎 原著論文(2010年度)
Mario Ishizaki, Hideki Tanaka, and Kenichiro Koga
“Hydrophobicity in Lennard-Jones Solutions”
Phys. Chem. Chem. Phys., Vol. 13, 2328-2334 (2011)
【概要】単純液体において疎水効果に類似の疎溶媒効果が生じる条件を明らかにした。それが生じるパラメータ領域は定圧条件で小さく,定積条件では非常に大きいこと,またそれと同等であるが,定圧と定積条件で溶媒和自由エネルギーの温度依存性が大きく異なり,定積ではより大きなパラメータ領域で温度上昇とともに溶媒和自由エネルギーが増大する(溶解度が減少する)ことを例示した。
“Hydrophobicity in Lennard-Jones Solutions”
Phys. Chem. Chem. Phys., Vol. 13, 2328-2334 (2011)
【概要】単純液体において疎水効果に類似の疎溶媒効果が生じる条件を明らかにした。それが生じるパラメータ領域は定圧条件で小さく,定積条件では非常に大きいこと,またそれと同等であるが,定圧と定積条件で溶媒和自由エネルギーの温度依存性が大きく異なり,定積ではより大きなパラメータ領域で温度上昇とともに溶媒和自由エネルギーが増大する(溶解度が減少する)ことを例示した。
Kenichiro Koga, Joseph O. Indekeu, and Benjamin Widom
“Infinite-Order Transitions in Density-Functional Models of Wetting”
Phys. Rev. Lett., Vol. 104, 036101-1 – 036101-4 (2010)
【概要】濡れ転移は通常一次転移として観測され,臨界濡れ転移は特異な条件においてのみ許されると認識されてきた。われわれは標準的な濡れ転移のモデルを用いて,一次転移,二次転移,高次転移がおこる条件を明らかにした。その結果,数学的に「無限次」転移で特徴付けられる極めて弱い濡れ転移がモデル中の「標準状態」近辺で出現することが明らかになった。このモデルと関連する厳密に解けるモデルを用いても,結果の主要な部分を得ることができた。
“Infinite-Order Transitions in Density-Functional Models of Wetting”
Phys. Rev. Lett., Vol. 104, 036101-1 – 036101-4 (2010)
【概要】濡れ転移は通常一次転移として観測され,臨界濡れ転移は特異な条件においてのみ許されると認識されてきた。われわれは標準的な濡れ転移のモデルを用いて,一次転移,二次転移,高次転移がおこる条件を明らかにした。その結果,数学的に「無限次」転移で特徴付けられる極めて弱い濡れ転移がモデル中の「標準状態」近辺で出現することが明らかになった。このモデルと関連する厳密に解けるモデルを用いても,結果の主要な部分を得ることができた。
Lukman Hakim, Kenichiro Koga, and Hideki Tanaka
“Thermodynamic Stability of Hydrogen Hydrates of Ice Ic and II Structures”
Phys. Rev. B, Vol. 82, 144105-1 – 144105-11 (2010)
【概要】氷Icと氷IIの空孔に水素分子が吸着した水素ハイドレートの安定性を統計力学モデルで議論し,実験結果を説明する結果を得た。
“Thermodynamic Stability of Hydrogen Hydrates of Ice Ic and II Structures”
Phys. Rev. B, Vol. 82, 144105-1 – 144105-11 (2010)
【概要】氷Icと氷IIの空孔に水素分子が吸着した水素ハイドレートの安定性を統計力学モデルで議論し,実験結果を説明する結果を得た。
Kenichiro Koga, Joseph O. Indekeu, and Benjamin Widom
“First- and Second-order Wetting Transitions at Liquid-vapor Interfaces”
Faraday Discuss., Vol. 146, 217-222 (2010)
【概要】濡れ転移が一次相転移であるために必要な条件を説明し,それを二つの密度汎関数モデルを用いて例示した。
“First- and Second-order Wetting Transitions at Liquid-vapor Interfaces”
Faraday Discuss., Vol. 146, 217-222 (2010)
【概要】濡れ転移が一次相転移であるために必要な条件を説明し,それを二つの密度汎関数モデルを用いて例示した。
Lukman Hakim, Kenichiro Koga, and Hideki Tanaka
“Novel Neon-Hydrate of Cubic Ice Structure”
Physica A, Vol. 389, 1834-1838 (2010)
【概要】ネオンを包接した氷Icの安定性をモンテカルロシミュレーションにより評価した。氷Ic自体は不安定になる高圧領域においても,ネオンを含む氷Icは安定に存在できることが予測された。
“Novel Neon-Hydrate of Cubic Ice Structure”
Physica A, Vol. 389, 1834-1838 (2010)
【概要】ネオンを包接した氷Icの安定性をモンテカルロシミュレーションにより評価した。氷Ic自体は不安定になる高圧領域においても,ネオンを含む氷Icは安定に存在できることが予測された。
