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博士研究員

A02

Sanoop Ramachandran
A02 加藤グループ
研究内容
My general interest in the field of soft-matter and biological physics. I have been working on some aspects of non-equilibrium phenomena occurring in nature, using coarse-grained computer simulation models. My recent work involved the modeling of self-propelling particles, such as bacteria, through a fluid. I have also investigated the effect of protein mediated lipid flip-flop on a model bilayer membrane. Currently, I am looking at phase-separation phenomena in a two-dimensional binary fluid embedded in a three-dimensional solvent, using particle based simulation methods such as dissipative particle dynamics. The main focus of this study is in elucidating the role played by the frictional coupling between the solvent and the two-dimensional fluid system, and its effect on the phase separation dynamics as well as diffusion of particles.

A03

山本美希
A03 佐野グループ
研究内容












梶岡 寛
A03 戸田グループ
研究内容
結晶性高分子の融液から成長する球晶の構造形成とその力学物性を研究する。
1.球晶を形成するには,構成するラメラ状結晶が頻繁に分岐と再配置を行う必要があるが,その機構は未解明である。融液の粘性が高く結晶も柔らかいという高分子の性質に着目し,結晶成長界面の不安定化による分岐と結晶の捩れによる結晶方位の再配置のカップリングによりこの機構を説明するモデルが提案されているが,その実験的検証を行う。
2.結晶が分岐と再配置を繰り返すことで球晶内では複雑な結晶配置をとる。球晶試料に一軸伸張等の外力を加えると,その結晶配置に応じて局所的な力学応答が異なると考えられるが,これを定量測定する研究は少ない。局所変形測定を行うことにより,球晶変形の階層的理解を目指す。

A04

岡本隆一
A04 小貫グループ
研究内容
ゲルは溶媒中において、温度等を変化させることで体積相転移を起こす。この転移は時間的に非常にゆっくりしており、架橋による弾性効果によって空間的に不均一な状態がピン留めされ、さまざまなパターンをつくる。一方で、ゲルをイオン化することで体積相転移の振る舞いが変化することが指摘されており、このことは、counter ionの並進エントロピーを考慮したモデルで説明されている。本研究では、counter ion密度も秩序変数として取り入れ、今までに考えられてきた溶媒とゲルの混合自由エネルギーおよびゲルの弾性自由エネルギーに加えて、イオン化したゲルとcounter ionによる電場のエネルギーの効果も考える。これらの効果を取り入れたGinzburg-Landauモデルに基づいたシミュレーションを行い、イオンがパターン形成に与える影響を調べる予定である。
印出井努
A04 滝本グループ
研究内容
ネットワークを組む会合高分子のダイナミクスを、(1)一本鎖モデル、及び、(2)仮想多鎖モデル、を用いて記述し、レオロジー及びそれに対する、(A)架橋点の多重度依存性、(B)セグメント鎖の連結性の効果、(C)界面活性剤などの両親媒性分子の添加の影響、(D)架橋構造の効果、等を研究する予定である。
(1)においては、会合基の"bath"を導入することにより多重度の扱いを可能にする。(2)は、からみ合い高分子のダイナミクスを記述する土井・滝本両氏によるslip-linkモデルのアイデアを利用したものである。複数の会合基を持つ一般的な会合高分子を対象とする(セグメント鎖の連結性の導入)。興味ある対象物としては、疎水化されたセルロース誘導体などが挙げられよう。